隣のしばふがあおく見えたら読むブログ

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3人の娘を育てる母です。シンガポール駐在を経て日本→パリと移動中。対話力をあげ、子どももわたしもわくわく過ごせるよう模索中。

物事のうらおもて

子どもが楽しみにしている注文弁当。

いつもお昼ご飯は、私の作ったお弁当なんだけど、月に2回は学校に来てくれているお弁当屋さんに注文して食べてもよいことにしている。

毎月初めに、長女と次女でメニューをチェックして、注文したい日を決める。

その日にカルネ(回数券)を一枚ずつ、私が子どもに渡して、

子どもが担任の先生に出す。

 

なぜ月に2回かというと、一食7€するから!笑

フランスの物価の高騰の煽りをもろに受けております。

 

できごと

今日は次女がチョイスしたとんかつの日。

 

午後に電話が。

次女の担任の先生から、

「私(担任)がカルネを出し忘れて、お弁当を注文できませんでした。代わりに学校に常備している2€弁当を食べてもらいました。」

という内容でした。

2€弁当は、お弁当を忘れた子たちように用意しているレトルトのご飯だそう。

 

最初聞いた時

「え!?あんなに楽しみにしてたのに。」

と、わたしは(勝手に)もやもや。

しかも2€弁当代の支払いをお願いしますと言われたので、え、奢ってよともやとや。

 

でも、忙しい中わざわざ電話をくれたことに感謝を伝え、

今学校が忙しいのも知ってので、そこも伝え、

電話を切りました。

でもちょっともやもや。

 

子どもが帰宅

次女はどんな様子かなーと、何も言わずにいると、

「今日お弁当たべれなかったー」とあっけらかんと伝えてきました。

「そうなんだ!」と言うと、

子どもの方から、代わりに2€弁当を食べたこと、

他にも注文弁当を頼んでいた子もいたことを、いつも通り話していたので、

わたしもいつも通り聞いたり、質問したりしました。

※2€弁当ってどんなのだろう?って気になってた。今日はスーパーのレトルトみたいなものからいろいろ選べて、次女はパスタにしたそう。

 

怒ってないし、むしろイレギュラーを楽しんでた風もあったので、そのままにしました。

でも何回か、「とんかつ食べたかったー」と言うので、「また来月ね」と返事しておきました。

 

だんなに話してみた

でもなんか、ちょっともやもやしてたので、

だんなに話してみました。

「そうなんだ!毎月忘れてくれたら2€で済むのに」と言っていました。笑

なんてケチくさい!とか

全然子どもの気持ち分かってない!とか

だんなの発言への文句のつけどころは多々ありますが、

 

まあまあ、終わってしまったことをあーだこーだ先生や学校にケチつけるより、100倍いいなと思って、意見を採用することにしました!笑

 

いや、また忘れてほしくはないんですがね。

母として、子どものことを過剰に心配していた側面もあるなーと感じたエピソードでした。

 

おまけ

もうひとつ感じたことは、

私は学校に、完璧や当然やってくれるを求めていたなぁということ。

先生が弁当注文してくれるって、これってプラスアルファのサービスといえばサービスだよなーとか。

もちろん食事が大事だからこそ、やってくれることなんだけども。

 

先生、学校に期待していること、当然してくれると思っていること、

これをもう一回見直せる、よい機会になりそうです。

 

完璧にできないこともあるし、

先生たちの負担は、やっぱり大きいよなーとも思いました。

わたしが、教育の力を知っているからこそ、

先生たちには外からのバイアスや押し付けをなるだけ削ぎ落として、子どもたちと関わってほしい。

でも、母としての自分の感じるところは、また別にあるんだなあ。

 

両方を感じた、お弁当事件でした。