ずいぶん前に見たテレビ番組で、忘れられない言葉があります。
緩まないネジを発明した超天才、道脇裕さんの特集でした。
発明家っていう突拍子もない肩書き、別世界の天才の人が言っていた言葉が忘れられないです。
「何を勉強すべきか検討してまとめてみると、意外な結論に達したのです。それは、社会が定めている教育カリキュラムと極めて似たモノだったのです。僕はハッとしました。」
道脇裕さんとは
天才発明家で、開発不能と言われた緩まないねじを開発された方です。
小学5年生で、「学校で学ぶことはもう全部理解したから」といって学校に行かなくなったそうです。
参考:
道脇裕(2016年11月14日放送)| これまでの放送 | NHK プロフェッショナル 仕事の流儀
学歴ゼロの天才発明家が辿り着いた境地 詳細情報 | 三田学院
私は、道脇さんが行き着いた、「自分が社会でばかにされないための勉強内容が、学校教育課程のカリキュラムそっくりだった」という記述に衝撃を受けるとともに、あ、教員時代子どもたちに教えてたことは間違ってなかったんだーって安心しました。
教師として私が考える学校へ行く意味とは
①学校は、社会の担い手になるための知識、技術を得る場所
小学校6年生で税金についての学習を教えたときに、「あ、こうやって国をなりたたせていくんだな」と思いました。
税金を払うとこういうことに使われていくから、税金をはらうってことは大事なことなんだよという内容でした。自分は母親から「税金を払える人間になりなさい」と言われてたけど、今は学校で教えるんだなー。」「日本をなりたたせるのには税金払う行為は必要だもんなー」と思いました。(税金の使い道の問題などは、難しいので扱いませんでした。)
担い手ってどんな人って考えると、たくさんあるけど、今自分が思っているのは、自分の仕事を担える人。
②子どもたちがいろんな体験をして好きなことを見つける場所
国を作るのも、大事なことではあるけど、忘れてはいけないこと。
子どもたちがいきいき生きられる力をつけること。
いきいき生きていれば、自分の好きなこと(仕事)を見つけられるはず!
そのために必要なことって、カリキュラムにあることは全ての子どもたちに必要。
だけど、それを子どもに身に着けるのは、学び方やアプローチはいろいろあるのかなと。方法が画一化されているのが、あんまりよくないのかも。
みんなに幸せになってほしい、から、みんなに同じ方法で教育するのは違うのかなと。
「国民性は小学校の教室から作られている」5カ国の小学校を渡り歩いた女性が語る日本の可能性とは? (1/5) 〈dot.〉|AERA dot. (アエラドット)
親の立場から考える
親として、子どもにどんな教育を受けさせたいかと考えたとき、
「楽しく過ごしてほしい。」これに尽きます。
ひらがなは書けるようになってし、運動能力も向上さえたいし、できることを増やしたい、できるようになってほしいことはたくさんあります。
だけど、絶対条件は「楽しく学校へ行くこと」です。
これが満たされるところを選んであげたい。
一つの場所に縛られることないなと思ってます。
自分ができること
・ 自分の子どもたちと、できるだけ家で楽しく過ごすこと
親が楽しそうで、わくわくいきいきしていること!
でも、実際は…ほめて過ごすを意識しつつ、めっちゃ怒っている、毎日。汗
・子どもたちの居場所を作る
これは妄想レベルだけど、みんなが楽しく学べる場所があればいいなぁ。
まとめ
大人になるための知識を増やす場所、社会性を育むこと、いろんな教科学習を通して、世界を見ること。それができる場所にしていきたいし、なってほしい。