「人と比べない」という言葉をよく聞きます。
私もよく子どもに言っています。
言ってて、「ん?でも比べないと分かんないこともいっぱいあるよね?」
と思ったりします。
「比べる」ことについて深掘りします。
比べるシュチュエーション
例:テストの順位
完全に人と自分を比べて、自分がどの位置にいるかを測るものです。
100人中60番だから下の方だ、とか。
隣の人は100点なのに、自分は60点、とか。
あとは、体育。
縄跳びがたくさん跳べるか、少ししか跳べないか。
友達はいっぱい跳べてるのに、自分はすぐ引っかかる。
比べるときは、一つの物事に対して、複数を見比べて比べるという行為をします。
そして私も陥りがちなのが以下のパターン。
友達は縄跳び跳べるのに、自分は全然だめ。・・・。
あの子は料理上手なのに、自分は・・・。
その一つの事象についてだけを比べていたはずなのに、なぜか全体化されてしまい、
なぜか自分だめ思考に陥るパターン。そして問題が大きくなる。
比べることのメリット
・自分の今できることや得意なこと(逆も)がわかりやすい。
伸び代がわかりやすい、とも言える。
・もっとこんなことができるようになりたいという目標が持ちやすい。
比べることのデメリット
・出来ないことが誇張されるため、出来ない”自分”や出来ない”人”はだめなんだと考えやすくなる。
・逆に、できることも誇張されるので、自分を過大評価することも可能になる。
努力が足らないからできない=その人がだめ、とも考えられがちだけど、
じゃあ他の何もその人努力してないのか、というと絶対に違うし、そもそも環境だって資質だって違うのに、努力してないかどうかなんて、比べられない。
まとめ
比べるときには、何を比べているのかを明確にする。
比べて劣っているという事実だけで、
出来ない自分や子ども、その”人”には全く関係がないことを理解する。
その上で、目標を明確にしたり、次にする行動を選択していくとデメリットを小さくできる。
子どもと話すときには、伝え方も大事かなと思うから、気をつけよー。